コラム

身近なルールを知っておこう!

投稿日:

Q:試合中にガットが切れた
基本的には引き続きプレーはしても良いです。
しかし、ストリングの切れたラケットでのプレーは認めていないトーナメントもあります。その場合は一般的に下記の対応となります。

ラリー中に切れた場合
ラリー中に切れた場合はポイントが終わるまで続ける。
しかし切れたまま新しいポイントをプレーすることはできない。

1stサーブを打った際に切れた場合
そのサーブがフォルトの場合、2ndサーブは切れたまま打っても、ラケットを交換してから打ってもどちらでも構わない。1stサーブが入った場合はポイントが終わるまで続ける。

レシーブで切れた場合
1stサーブのフォルトのボールをレシーブして切れた場合、レシーバーはラケットを交換してもしなくてもどちらでも構わない。

この場面でレシーバーが

①ラケットを交換した場合、サーバーは改めて1stサーブを打つ。
②ラケットを交換しない場合は、サーバーは2ndサーブを打つ。

Q:妨害によるレットのコール
ラリー中にボールなどが転がってきた場合
両プレーヤーがレットのコールをかけることができ、ポイントのやり直し。

対戦相手による妨害(相手が落とし物をしたなど)の場合
妨害を受けた側のプレーヤーのみレットをかけることができる。物を落とした側のプレーヤーはレットをかけることができない。2回目以降の妨害は故意として失点となる。

Q:2ndサーブでボールが転がってきた
サーブのモーションに入ってから転がってきた場合、インプレー中なので1stサーブからやり直し。
サーブのモーションに入る前に転がってきた場合、インプレー中ではないので2ndサーブのまま。

Q:落ちているボールに当たった
落ちているボールは地面の一部と考えられる。別のボールに当たった後も、そのラリー中のボールは返球しプレーを続行しなくてはならない。

Q:サーブの順番を間違えた
スタンダード・ゲーム中(タイブレークでない場合)
気づきしだい本来のサーバーに代わる。
しかし、気づいたとき、すでにゲームが終了していたら、入れ替わったままの順番で続ける。

タイブレーク・ゲーム中
偶数ポイントが終わった時点で気づいたら、正しい順番に戻す。
奇数ポイントが終わった時点で気づいたら、間違えたままの順番で続ける。

偶数例:カウント2-2の時にサーバーを間違え、ポイント終了後に気づいた場合、次のポイントから本来打つべきサーバーが打つ。

奇数例:カウント2-3(3-2)の時にサーバーを間違えて、ポイント終了後に気づいた場合、間違えた順番のままゲームを進める。

Q:ポイントが分からなくなった
話し合い。お互いに合意ができるポイントまで戻り、それに最後のポイントを合算してプレーを再開する。
※サーバーは新しいポイントの都度、レシーバーに聞こえる声でスコアを言いましょう。

Q:ダブルスでペアの判定が食い違った
食い違った判定をしたペアの失点。

ただし、「フォールト」「アウト」をコールした選手が直ちに「グッド」に訂正した場合は、1回目に限りポイントレットになる。2回目以降は食い違うたびに失点。

テニスの意外なルール
ルールブックを読んでいる際、一般の方にはあまり知られていないであろう意外なルールを発見しましたので、いくつかご紹介したいと思います。

振動止めを付ける位置
振動止めを付けている方も多いかと思いますが、ルールブックにはそれをどこに着けるべきかがかが定められています。

それが「ストリングの交差模様の外側とする」です。
ここには「下側限定」とは書かれていないので、外側だったら右でも左でも上でもOKということです。

オーバーネットが許されるパターン
2パターンあります。

①自分のコートでヒットして、フォロースルーがオーバーネットした場合は失点となりません。

②相手のボールが自分のコートにバウンド後、バックスピンや風の影響で相手コートに戻っていった場合、オーバーネットはしても良いです。(その際ネットに触れてはいけません)

ダブルスでサーブ(レシーブ)の順番変更
ダブルスで3セットや5セットマッチの場合、セットが切り替わるタイミングでサーブの順番、レシーブのサイドを変えることができます。

2020 JTA テニスルールブック

-コラム

Copyright© 糸島市テニス協会 , 2025 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.